無意識の筋肉の収縮を意識的に緩める、脳科学に基づいた優しいエクササイズです。
身体は、様々なストレスに対して反射的に筋肉を収縮(緊張)させます。
それが日常的になると、筋肉の無意識の収縮は慢性化します。
身体が、感じることと動かすことを忘れてしまった状態、<感覚運動健忘症:センサリーモーターアムネジア>です。
常に、身体のどこかを無意識に収縮させているという状態です。
<センサリーモーターアムネジアの4つの反射姿勢>
①赤信号反射
不安や恐怖などネガティブな感情に対して筋肉が反応したもの。
屈筋・主に腹直筋・腹斜筋が縮まる
猫背→浅い呼吸・肩こり
②青信号反射
努力や頑張るなどポジティブな感情に対して筋肉が反応したもの。
伸筋・背中・腰(主に脊柱起立筋)の筋肉の収縮
反り腰→腰痛
③老人姿勢
長年のストレス
赤信号と青信号の混合
身体が硬くなる→慢性痛・慢性疲労・浅い呼吸・高血圧
④トラウマ
事故や怪我、手術などによるもの。
左右の不均衡
脊柱側弯→身体が一方に傾く
しかし、これらは、筋肉に問題があるのではなく、機能の問題です。
反射の脳で起こった筋肉の収縮を意識の脳にシフトし、コントロールすることで、この機能は取り戻していけます。
<センサリーモーターアムネジア→脳の再教育>
言葉にすると難しいですが、エクササイズは、寝転がったまま行う優しいボディワークです。
運動経験、年齢を問わず、どなたにも安全に行っていただけます。
エクササイズの内容
1.背中の伸筋のコントロール
2.腹部の屈筋のコントロール
3.ウエストの筋肉のコントロール
4.体幹を回旋させる筋肉のコントロール
5.股関節と足の筋肉のコントロール
6.首と肩の筋肉のコントロール
7.呼吸を改善する
8.ウォーキングを改善する
その他
○デコルテ(首・肩・肩甲骨・顎)のソマティクス
〇ボディーイメージトレーニング(姿勢コントロール)
〇椅子で行うソマティクス(オフィス向き)
エクササイズは1から順に行います。
まずは、体幹のバランスを整え、その後、末端の筋肉のエクササイズへと進んでいきます。
横隔膜のエクササイズで呼吸を改善し、最後は、ウォーキングの改善のためのエクササイズです。
全身が整うことで、身体は、絶妙にバランスを取りながら心地よく歩くことが出来、腰の円を描くような素晴らしいムーブメントを体験すると、深い満足感が得ることが出来ます。この効率の良い歩き方をマスターすれば、ソマティックエクササイズは卒業です!(レッスン1~4だけでも、かなり身体は楽になったと感じる方がほとんどです。)
しあわせなソマへの旅
身体は常に変化します。
常にプロセス。
ただ感じ動かし気づいていく。
その変化を楽しんでいきましょう。
☆つるた薫は、日本で唯一の公認ハンナ・ソマティクスエデュケーター平澤昌子さんに師事。2019年に「プレシャスソマティクスティーチャートレーニングプログラム」を修了。平澤先生直伝のエクササイズをお伝えしています。